使うAI研究所

AIを“使う側”に回る、非エンジニアの実践ログ

AIブログが稼げない前に確かめること。Googleは記事を見に来たのに、載せませんでした

AIを使って記事は増えている。でも収益はゼロ。 やっぱりAIで書いた記事じゃダメなのか……

「AI ブログ 稼げない」で調べると、たいてい記事の中身の話が出てきます。文章が薄い、体験がない、独自性がない。

私は4つのブログを同時に運営しています。合計60本。収益はほとんど出ていません。

ただ、原因を数字で追いかけていったら、記事の中身にたどり着く手前で止まりました。

60本のうち、そもそも検索結果に出ていたのは14本だけでした。

残りの46本は良いも悪いも判断される場所にいませんでした。読まれていないのではなく、並んでいなかったわけです。

前回「まだ来ていないだけ」と書きました

この話は前にも一度書いています。

ブログのアクセスが来ない。最初の1ヶ月に実際に起きていることという記事で、4サイトの実測値を出しました。そのときの結論はこうでした。

8月3日時点の結論

載っていない記事のほとんどは、Googleがまだ一度も見に来ていない状態だった。
だから記事を書き直しても意味がない。順番待ちなのだから。

これは救いのある結論でした。中身が悪いわけじゃない、まだ順番が来ていないだけ。待てばいい。

11日後、その言い訳が使えなくなりました。

Googleは来ました。来た上で、載せませんでした。

今日はその続きの話です。

あれから11日、数字はこう動きました

まず、載っている記事数がどう変わったかです。

同じ作り方の4サイトで、検索結果に出ている記事数が2026年8月2日から8月13日にどう変わったかの比較。サイトAは14本公開して8本から9本へ1本増加。サイトBは14本公開して1本から5本へ4本増加。サイトCは14本公開して0本のまま。サイトDは18本公開して0本のまま。合計60本のうち検索結果に出ていたのは14本で23%
11日で動いたのは2サイトだけ。2サイトはゼロのままでした

数字はすべて site:ドメイン名 で検索して数え、トップページの分を引いています。

サイト 公開した記事 8/2 8/13 載っている率
A(このサイト) 14本 8本 9本 64%
B 14本 1本 5本 36%
C 14本 0本 0本 0%
D 18本 0本 0本 0%
合計 60本 9本 14本 23%

11日で増えたのはAが1本とBが4本。CとDは1本も増えていません。

Cは立ち上げてから2ヶ月、14本書いて、載っているのはトップページだけです。Dは18本書いて、トップページすら出ていません。

いちばんたくさん記事を書いたサイトが、いちばん載っていない。この構図は前回から変わっていません。

同じ人間が、同じ作り方で、同じ時期に立ち上げた4つのブログです。それで64%と0%に割れます。

Googleは実際に見に来ていました

ここからが、前回になかった話です。

いちばん状況の悪いDについて、8月9日にSearch Consoleからインデックス登録をリクエストしました。「このページを見に来てください」とお願いするボタンです。

その4日後、8月13日にURL検査をかけ直しました。表示が変わっていました。

項目 7月22日 8月13日
ステータス URLがGoogleに認識されていません クロール済み - インデックス未登録
前回のクロール 2026/08/09 23:15:06
ここが分かれ目

Googlebotは、8月9日の23時15分にちゃんと来ていました。
その上で、検索結果に載せないという判断がされています。

前回の記事で私は「載っていない」には2種類あって対処が正反対だと書きました。まだ来ていないのか、来た上で載せないと判断されたのか。

Dは前者から後者に移りました。順番待ちは終わっています。

これで「待てばそのうち載る」という説明が、少なくともこのサイトでは使えなくなりました。

その後わかったこと(2026年8月15日 追記)

この2日後、4サイトの記事を1本ずつ調べ直しました。すると、ここまでの話はトップページだけの話だと分かりました。
Dで「クロール済み - インデックス未登録」になっていたのはトップページです。記事18本は今も「URLがGoogleに認識されていません」のままでした。Cも同じで、出ているのはトップページだけ。残りの15記事も、全部この「認識されていません」でした。
つまりDは順番待ちが終わったのではありません。記事が、行列に並んでもいなかったということです。
この記事に書いた「見に来た上で載せなかった」は、トップページについてはそのまま変わりません。

1本ずつ調べ直した結果(トップページを除く)

サイト 記事 載っている 載っている率
A(このサイト) 15本 11本 73%
B 15本 5本 33%
C 15本 0本 0%
D 18本 0本 0%
合計 63本 16本 25%

サイト全体をまとめて見ていると分からないことが、記事を1本ずつ見ると出てきます。同じ「載っていない」でも、中身が違うことがあるからです。
この記事の最後に、記事1本の状態を調べる手順を書いています。1本だけでなく、載っていない記事を何本かかけてみてください。3本もやれば、自分がどちらの状態なのかは見えてきます。

これで消えた言い訳

「AIブログが稼げない」の理由として、自分でも疑っていたものが4つあります。11日分のデータで、そのうち3つが説明として成立しなくなりました。順に潰していきます。

①「まだGoogleが来ていないだけ」→ 来ました

上に書いたとおりです。8月9日23時15分、実際に来ています。

ただし注意点として、クロールからまだ4日しか経っていません。「4日で載らなかった=永久に載らない」ではないので、ここは断定しません。分かったのは、来ていないことが理由ではなくなったという一点だけです。

なお、この一点が言えるのはトップページについてです。記事18本の方は上の追記のとおり今も「来ていない」ままでした。

②「サイトマップが送れていないから」→ 送れていないサイトが載っています

Search Consoleのサイトマップ欄は、4サイトとも「取得できませんでした」。検出されたページ数は0のままです。8月6日に送り直しても変わっていません。

つまり、Googleは4サイトのどのサイトマップも読めていません。

それでもAは9本、Bは5本が載っています。

サイトマップが1本も通っていない状態で、記事は普通に載る。ここが大事なところで、4サイト全部に共通している要因は、サイト間で0%と64%に割れる理由にはなりません。共通の原因からは共通の結果しか出ないからです。

サイトマップの不通は直すべき問題です。ただ「直せば載る」という因果は、私の手元のデータからは言えません。

③「広告を貼りすぎているから」→ 順番が合いません

広告の多さでペナルティを受けているのでは、とも疑いました。記事のうち何本に広告が入っているかを数えてみます。

サイト 広告が入っている記事 載っている率
A 14本中7本(50%) 64%
B 14本中6本(43%) 36%
C 14本中4本(29%) 0%
D 18本中16本(89%) 0%

広告がいちばん少ないCが0%で、半分の記事に広告が入っているAがいちばん載っています。

広告が多いDも0%なので「広告が悪い」と言いたくなりますが、それならCの0%が説明できません。多い側と少ない側が同じ結果になっている以上、これは原因の候補から外れます。

④「サイトが新しすぎるから」→ いちばん古いサイトが0%です

4サイトはどれも2026年の6月から7月に作り始めました。私の作業記録に残っている、最初に手をつけた日を古い順に並べます。

サイト 作り始めた日 載っている率
C 6月12日(いちばん古い) 0%
D 6月24日 0%
A 6月25日 64%
B 7月4日(いちばん新しい) 36%

いちばん古いCが0%、いちばん新しいBが36%です。順番が逆になっています。

さらに、DとAは作り始めが1日違いです。それで0%と64%に割れています。

サイトの古さはこの差の説明になりません。

残っているもの(原因は断定しません)

ここは正直に書きます。私は原因を特定できていません。

消えたのは「経路の問題」でした。Googleが来ていないわけでも、道が塞がっているわけでもない。見に来た上で、載せないと判断されている。

残っている候補は思いつくだけならあります。ページの中身そのものの評価、サイト単位の信頼度、扱っているテーマの競合の強さ、単純に時間。

ただ、どれも手元のデータで確かめられていないので書きません。1回の観測で原因を語ると、だいたい間違えます。

前回から進んだのは疑う場所が変わったことです。前回は「まだ評価されていないのだから、書き直すのは無駄」でした。今回のDは評価された後なので、中身を見直す話をしてもいい段階に入りました

「AIブログは稼げない」と言われるとき、多くは記事の質の話をしています。私の場合、質を疑う前に確かめるべきことが2つありました。ひとつはそもそも誰も検索していない言葉で書いていないか。もうひとつが、今日の検索結果に並んでいるかどうかです。

この2つを飛ばして記事を書き直しても、数字は動きません。私は1週間ほど、それをやりかけました。

自分のブログが今どの段階か、3つのステータスで見分ける

ここが今日いちばん大事なところ。前回の記事では2つに分けて説明しましたが、実際には3段階あります。ここを混同すると、やることを完全に間違えます。

手順1:載っている本数を数える(2分)

Googleの検索窓に、こう打ちます。

site:あなたのドメイン

出てきたヒット件数から、トップページやカテゴリページの分を引いてください。それが検索結果に並んでいる記事の数です。

公開した本数より明らかに少なければ、次に進みます。

手順2:出ていない記事を1本、URL検査にかける(3分)

Search Consoleの上部にある検索窓に、載っていない記事のURLを貼り付けます。数十秒で結果が出ます。

出てくるステータスはだいたいこの3つのどれかです。

3つのステータスの読み分け

①「URLがGoogleに登録されていません」+ 前回のクロール「該当なし」
→ Googleはこのページの存在をまだ知りません。中身は1ミリも評価されていない段階です。

②「検出 - インデックス未登録」
→ URLは知っているが、まだ見に来ていません。順番待ちです。ここも中身は評価されていません。

③「クロール済み - インデックス未登録」
見に来た上で、載せないと判断されました。 中身の話をしていいのはここからです。

必ず「前回のクロール」の日時も見てください。日付が入っていれば、Googlebotは実際にそのページまで来ています。私がDの状況が変わったと気づけたのは、この欄が「2026/08/09 23:15:06」に変わっていたからです。

手順3:段階に合わせて、やることを変える

やってはいけない組み合わせ

①や②の記事を、書き直さないでください。
まだ読まれてすらいないので、どれだけ手を入れても結果は1ミリも変わりません。時間だけが溶けます。

①②の段階でやることはGoogleに存在を知らせることです。記事同士を内部リンクでつなぐ、トップページから全記事にたどり着けるようにする、インデックス登録をリクエストする。ここまでです。

③まで進んでいたら、はじめて中身を見直す番になります。似た記事が自分のサイト内にないか、検索する人が求めている答えがそのページにあるか。

そして、①②③のどれであっても、記事の本数を増やしても解決しません。Dは18本書いて0本です。本数は効きませんでした。

まとめ:稼げないの手前に、並んでいないがあります

AIで書いたから稼げない、という話ではありませんでした。少なくとも私の場合は、書いた記事の8割近くが検索結果に存在していない状態でした。

そして11日追いかけて分かったのは、原因ではなく、原因がどこにないかです。Googleは来ていました。サイトマップも広告もサイトの古さも、説明になりませんでした。

収益が出るまでの道のりについてはブログ収益化はいつから?にも書いていますが、その関門の手前に、もう1つ関門がありました。

今日やること

検索窓に site:あなたのドメイン と打ってください。

出てきた件数が、公開した記事数よりずっと少ないかもしれません。そのときは記事を書き直す前に、URL検査で①②③のどれかを確かめてください。2分で終わります。

あわせて読みたい